いまさらだけど
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/03/20
- メディア: 文庫
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『白夜行』を読み終えたのがちょうど1年前。その時にたるみさん(id:doukyoninday)から続編だとすすめられたのがこの『幻夜』。……1年前か……。ああぁ、ちょーいまさらだ。いまさらですいません。でも面白かった! 読んで良かった!
いつか読まなきゃと思いつつ、散らかった机の片隅に眠り続けること1年。それなのに、いまさらこの小説を手に取ったのは、先日の翔ちゃんの震災ドラマがきっかけでした。あのドラマを見た後、神戸新聞社のHPを読みに行ったりしてて、あちこちサーフィンしてる時に初めて知ったんですよね。『幻夜』は震災をテーマにしてるってことを。わたしは『白夜行』の続きとしか認識せずに買ったもんですから、どんな内容かまったく調べずに買ったんですよw これも何かの縁。きっと今を逃すとまた数年机の隅で眠ることになるに違いないと思い、読み始めたのです。
そして都合よく(?)この高熱。昨日、40℃*1まで上がってしまい(爆笑)、会社から「しばらく出てくるな」と言われたので、布団の中でひたすら読みふけってました(今はもう平熱まで落ち着いてます〜)。
読んだ感想としては「1年前に読んでおけばよかった」です。たしかにこれは『白夜行』の内容が頭に入ってる状態で読んだ方が面白い! ……というのも、わたしは彼女の正体に最後の最後まで気付かなかったんですよ。解説を読んで「あ!」って気付いたんです。遅い、遅すぎる!!! いや、似てるな、とは思ってたんですけどね。単に「東野圭吾はこういうのが好みなんだな」って思ってただけでした。……まぁ、実際そのような気がしますけれどw
それまではヤツが嫌いで嫌いで仕方がなかったですねw もうホント、読んでてイライラするwww 腹が立つwww 物語は面白いし、謎の展開も目が離せないんだけど、それでもとにかく腹が立つwww でも、解説で謎の真相に気付けた時、ぜーんぶ許せました。「あ、そりゃ仕方ないわな」ってwww
美冬はサイボーグみたいでしたね。そして雅也は総受けにもほどがあるwww 解説には「三部作になるといいな〜」って書いてましたけど、わたしもそう思います。できれば三作目も出してほしい。……てゆーか、決着をつけてほしいw できればあの人が墓に入るその時までのストーリーを書いてほしいものです。東野センセ、お願いします!